デジタルプリント壁紙(インクジェット壁紙)とは?

1デジタルプリント壁紙とは

お部屋の雰囲気を変えたい、でも壁紙って張り替えるのが大変だし、デザインも限られているし…そうお悩みではありませんか?そんなあなたにおすすめなのが、デジタルプリント壁紙です。デジタルプリント壁紙とは、パソコンで作成したデザインを、インクジェットプリンターで壁紙に印刷するものです。そのため、あなたの好みのデザインを、自由に壁紙にすることができます。また、デジタルプリント壁紙は、耐久性や防汚性にも優れているため、長く美しい状態を保つことができます。デジタルプリント壁紙で、あなたの空間をワンランクアップしてみませんか?


1.1デジタルプリント壁紙のメリット


・デザイン性が高い

デジタルプリント壁紙は、写真やイラスト、文字など、あらゆるデザインを自由に印刷することができます。そのため、オリジナルのデザインを壁紙にすることも可能です。また、壁面のサイズや形状に合わせたデザインも可能なので、空間をより印象的に演出することができます。

・最小単位のロットで発注出来る

デジタルプリント壁紙は、1枚からでも発注することができます。そのため、小規模な店舗やオフィスなどでも、オリジナルの壁紙を導入することができます。また、少量の発注でも、短納期で対応可能なこともメリットです。


・オリジナルの壁紙が作れる

デジタルプリント壁紙は、既存の壁紙カタログにはない、オリジナルの壁紙を作ることができます。そのため、自社のブランディングや、空間の個性を演出するのに最適です。例えば、飲食店であれば、お店のイメージに合ったデザインの壁紙を導入することで、来店客の印象をアップさせることができます。また、オフィスであれば、社員のモチベーションを高めるために、明るく開放的なデザインの壁紙を導入することもできます。

このように、デジタルプリント壁紙は、デザイン性や発注のしやすさ、オリジナル性など、さまざまなメリットがあります。

1.2デジタルプリント壁紙のデメリット

・一般クロスと比較すると高価になる

デジタルプリント壁紙は、メーカーの一般クロスと比較すると、1㎡あたりの単価が高くなります。そのため、コストを抑えたい場合や、広い面積に施工する場合は、検討が必要です


・デザイン制作のスキルが必要

デジタルプリント壁紙は、写真やイラスト、文字など、あらゆるデザインを自由に印刷することができます。しかし、壁面に適したデザインを制作するには、ある程度のスキルが必要です。特に、壁面のサイズや形状、素材などを考慮したデザイン制作が重要です。


・デザイン~施工まで出来る業者が少ない

デジタルプリント壁紙のデザイン制作と施工は、それぞれ専門の業者が担当するのが一般的です。そのため、デザインから施工まで、一貫して依頼できる業者が少ない場合があります。また、デザイン制作と施工を別々の業者に依頼する場合は、手続きや調整が煩雑になる可能性があります。このように、デジタルプリント壁紙は、デザイン性やオリジナル性などのメリットがある一方で、高価さやデザイン制作のスキルの必要性、デザイン〜施工まで出来る業者の少なさなどのデメリットがあります。デジタルプリント壁紙を導入する際には、これらのデメリットを踏まえて、検討することが大切です


2デジタルプリント壁紙の用途

デジタルプリント壁紙の用途は、住宅や商業施設など、幅広い場所に広がっています。店舗では、商品やサービスのイメージを訴求するデザインで、来店客の購買意欲を高めることができます。また、ショールームでは、商品やサービスの特徴をわかりやすく伝えるデザインで、来場者の理解を深めることができます。ホテルでは、ロビーや客室など、さまざまな場所でデジタルプリント壁紙を使い、高級感や特別感を演出することができます。

以下ではそれぞれの用途を説明していきます。


2.1飲食店

お店のコンセプトに合わせたデザインを印刷することができます。例えば、海をテーマにしたカフェでは、海辺の風景や波の音をイメージしたデザインや、和食店では、四季折々の風景や日本画のデザイン、イタリアンレストランでは、イタリアの街並みや料理をイメージしたデザインなど、さまざまなデザインを施すことができます。これにより、お店の雰囲気を統一し、来店客にお店のこだわりやイメージを訴求することができます。


2.2商業施設

催事や季節毎のイベント等短期で入れ替わるスペースや店舗でデジタル壁紙が使用されています。例えば、百貨店の催事スペースでは、季節ごとのイベントに合わせて、壁紙をデザインチェンジすることで、来場客の興味を引くことができます。

商業施設の店舗では、期間限定ショップやコラボショップを開設する際に、デジタル壁紙を使って、ショップの雰囲気を演出することができます。このように、デジタルプリント壁紙は、短期間で空間の雰囲気を大きく変えることができるため、催事やイベントなどの場面で活用されています。


2.3オフィス

例えば、会社のロゴやスローガンを大きく印刷して、会社の存在感をアピールしたり、会社の沿革や事業内容をイメージしたデザインで、会社の魅力を伝えるなど、さまざまな方法で会社のロゴやイメージを演出することができます。これにより、来訪者に会社の印象を強く残し、好印象を与えることができます。

また、デジタルプリント壁紙は、オフィスのさまざまなシーンで活用することができます。例えば、会議室や研修室では、集中力を高めるデザインや、リラックスできるデザインを施したり、社員食堂や休憩スペースでは、明るい雰囲気や、癒しの空間を演出する等にも活用されています。


2.4パチンコ店

パチンコ店でもさまざまな用途で活用されています。カウンターには、パチンコ台や景品などをイメージしたデザインを施して、パチンコ店の雰囲気を盛り上げるなど、さまざまな方法でパチンコ店の雰囲気を演出することができます。



3デジタルプリント壁紙の種類

デジタルプリント壁紙は表面の質感や液体コーティングの有無等によって様々な種類に分かれます。用途や好みによって最適な種類を選ぶ必要があります。以下で紹介します。


3.1スタッコ

スタッコは、表面に細かい凹凸があるため、立体感のある空間を演出することができます。また、凹凸があることで、光の反射が抑えられ、落ち着いた雰囲気を演出することもできます。一方で汚れがつきやすいというデメリットがあります。そのため、液体コーティングを施すことで、耐水性や耐汚性を高めることができます。


3.2平織

デジタルプリント壁紙の一種である平織は、表面に平織の生地のような質感がある壁紙です。平織は、表面に平織の生地のような質感があるため、ナチュラルな雰囲気を演出することができます。また、生地感があることで、光の反射が抑えられ、落ち着いた雰囲気を演出することもできます。


3.3フラット

フラットは、表面に凹凸がなく滑らかであるため、シンプルでスタイリッシュな空間を演出することができます。


3.5エンボス

エンボスは、表面に凹凸があるため、立体感のある空間を演出することができます。また、凹凸があることで、光の反射が抑えられ、落ち着いた雰囲気を演出することもできます。


3.6キャンバス

表面にざらつきのあるタイプです。ナチュラルな雰囲気の空間を演出したい場合に適しています。


4注意点

デジタルプリント壁紙を依頼するには壁紙材の種類や、溶剤の匂い、コーティング等いくつか

注意を払う点があります。いかで注意点を紹介します


4.1壁装材の難燃性

デジタルプリント壁紙の壁紙材は、不燃、準不燃、難燃の3つのいずれかに分類されます。不燃は、火をつけても燃え広がらない壁紙材で、準不燃は、火をつけても燃え広がりにくい壁紙材です。難燃は、火をつけると燃え広がりますが、燃えにくい壁紙材です。選ぶ際は不燃性の高いものを選ぶ必要があります。



4.2液体コーティングの必要性

デジタルプリント壁紙には、液体コーティングが推奨されているものがあります。人や物の往来が多い場所では、インクが汚れたり、剝がれたりするリスクが高くなります。液体コーティングを施すことで、インクの耐久性を高めることができます。液体コーティングは、デジタルプリント壁紙の耐久性を高めるための重要な工程になります。使う場所や用途に合わせて、液体コーティングの必要性を検討しましょう。



4.3分割位置のズレ

デジタルプリント壁紙は、壁のサイズに合わせて、デザインの途中で分割する必要があります。分割部分は、キレイにつながるように施工されますが、デジタル壁紙は、印刷機によって長さが数%変わることがあるため、事前に確認をしておく必要があります。

分割位置を決める際には、以下の点に注意しましょう。

壁のサイズを正確に測る

デザインの継ぎ目が目立たないようにする

分割位置が柄や模様の途中にならないようにする。


4.4インクの匂い

デジタルプリント壁紙に使用されるインクには、主に以下のような種類があります。

・ラテックスインク

・溶剤(エコソルベント)インク

・UV硬化型インク

ラテックスインクと溶剤(エコソルベント)インクは、水性インクです。そのため、インク臭がほとんどありません。一方、UV硬化型インクは、UV光で硬化するインクです。UV光に当たると、インクの成分が化学反応を起こして硬化します。この化学反応によって、インク臭が発生することがあります。UV硬化型インクでデジタル壁紙をプリントしてしまうと、UVインクの匂いが残る可能性があります。この匂いは、数日程度で消えますが、人によっては気になるかもしれません。インクの匂いが気にならない場合は、ラテックスインクや溶剤(エコソルベント)インクを使用したデジタルプリント壁紙を選ぶとよいでしょう。

5保有機器

デジタルプリント壁紙を施工するには、主に以下の機器が必要です。

・インクジェットプリンター

・ラミネートマシーン

・カッティングマシーン

これらの機器は、業者によって保有している機種や性能が異なります。そのため、場合によっては、要望を聞いて貰えないこともあります。例えば、高解像度でプリントしたい、特殊なインクや用紙を使用したい、複雑なデザインをカッティングしたいというような要望がある場合は以下の点を確認しましょう。

・プリンターの解像度

・使用できるインクの種類

・使用できる用紙の種類

カッティングできるデザインの複雑さ

業者の保有機器を確認することで、要望を叶えてくれる業者を選ぶことができます。


まとめ

デジタルプリント壁紙は多くの場所で活用されています。通常のクロスでは出せない空間を作ることが出来ます。依頼をする際はいくつかの注意点があります。デザイン〜施工までを一貫して対応出来る専門の業者に依頼をしましょう!




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