一生役立つスキルが身につく内装工の仕事とは?

税金の使われ途や、政治家の不祥事、世帯年収の低下が連日のように取りざたされる昨今。これから10年、20年先には、いったいどんな社会になっているのでしょうか。

一つ言えることは、何らかの「技術」をもっているほうが、しなやかな働き方・生き方ができる、ということです。

最近は人間の仕事がAIに奪われるという話題もありますが、機械ではできない技術を身につけていれば、一生を通じて働くことができます。そのような長い目で見た上でメリットがある職種の一つが、建物のインテリアの仕上げを左右する「内装工」です。




■そもそも内装工の仕事とは?



建物に携わる仕事というと、一般的には大工を想像することでしょう。しかし大工が主に手がけるのは家の骨格となる構造の部分。住まい手やその施設の使用者などが実際に目にするのは、こうした骨組みの上皮にあたる「内装」で、「内装工」とはこのような内装工事を手がけるクラフトマンを意味します。

いくら大工が奮闘しても、目に見えるのは内装の出来・不出来。内装は、いわば建物の最終的な仕上げで、建物そのもののクオリティや雰囲気を決定づけるものなのです。


内装工の仕事は幅広く、建物において目に見える仕上げすべてに携わります。

一般的には、床にシートやタイル・クッションフロア・畳・カーペットなどを敷く「床仕上げ」、天井に吸音性能のあるボードや専用の石膏ボードを張る「天井仕上げ」、ボードを張った天井・壁をクロスや壁紙で仕上げる「クロス張り」などが挙げられます。

また天井・壁・建具などを塗装する「塗装仕上げ」。そして「鋼製下地組み立て」。これは鉄骨の骨組みの上に、天井や壁の下地となる部分をつくる作業で、内側から建物を支える大切な仕事です。




■内装工になる方法とキャリアアップ



内装工は技術を求められる仕事ではありますが、はじめるにあたり、性別・学歴・年齢の制限はありません。また未経験者がアルバイトから応募できる会社も多くあり、正社員をめざしながらテクニックを身につけられるのがよいところです。

一方でハローワークから申し込んで職業訓練校で基礎を学び、内装工事の会社に就職するという手もあります。


ひと通りの技術を身につけ、さらにキャリアアップしたいという場合は、実務経験を積んだ上で国家資格である「内装仕上げ施工技能士検定」を取得することができます。

試験は「カーテン工事作業」「ボード仕上げ工事作業」「床仕上げ工事作業」「鋼製下地工事作業」の4つに分かれており、それぞれ1級から3級までのランクと受験資格の設定があります。

この資格を取得しておくと、技術の証明のみならず、会社を辞めて独立・起業をしても、信用が得やすくなります。




■オリジナリティあふれる内装の仕事を



昨今は、社会の不透明な先行きから、ひところの持ち家主義は影を潜め、住宅もライフステージによって住み替えるリノベーションの人気が高まっています。またオフィスでも、就労者の環境改善や労働意欲を向上させるために、インテリアの刷新に取り組む企業が増えています。こうした状況から、今後はいっそう内装工のニーズが右上がりになると見る向きもあります。


大阪市住吉区に拠点を構えるEXCEEDでは、オリジナルのグラフィックシートを用いた施工をはじめとする個性ある内装工事を行っています。企業のイメージにあわせた内装シートを一から自社で製作したり、リアルな質感で注目を浴びるダイノックシートやガラスフィルムを用いた内装施工も手がけています。

一般的な内装の仕事では物足りないという方、高い技術を身につけたいという方は、お気軽にご連絡ください。